きもとファーム・プロジェクト
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鳥のさえずり、さし込む陽や心地よいそよ風で目を覚ます朝。草いきれから漂う大地の香り。豊かな人との関わり。食や居に足元の大地を感じ、季節を感じる日々の生活。

農山村は、都市の貨幣経済にとらわれた原理とは違う、人間的な原理で動いています。
農作業への結(ゆい)活動から人と人の繋がりによる「人間らしい生き方ができる」ことが、現代人、若い世代を惹きつけ始めています。

しかし、現代の農山村には、人口減少、超高齢化社会と、様々な問題が蓄積しています。
私共KIMOTOの三重工場が所在する三重県いなべ市も例外になく、耕作放棄農地や空き家の増加に悩み、対策方を模索しつづけています。
私共は、こうした地域の問題を共に考え、この土地を使って、地域の方々のお力をお借りしながら、「時代にふさわしい農山村」という観点から、まちづくりのお手伝いができるのではないかと考えました。

地域のことを地域で行い、指標は世界へ向ける。この内発的なまちづくりのお手伝いは、成長の時代とは違う、豊かさを考える取組であると考え、プロジェクトを開始いたしました。

きもとファーム・プロジェクト

「地域発展と共に歩む企業でありたい」

2011年、耕作放棄農地を借り受け、米作りに挑戦する「きもとファーム・プロジェクト」を開始しました。

弊社KIMOTOの三重工場が所在するいなべ市も、少子高齢化、人口減少と地域が抱える問題は例外になく、現在も耕作放棄農地や空き家が増加しています。

こうした耕作放棄農地や空き家をお借りして、改善し、維持管理するという活動が「きもとファーム・プロジェクト」であり、きもと社員が農業体験を行いながら、日々、草刈りや法面の修理なども行っています。

一旦、都市部へ出て行かれた地域の人達が将来戻ってこられたり、新しく移住される人達が住む時に困らないように、何か地域のお役に立ちたい・・・という思いから開始したプロジェクトです。

きもとファーム KIMOTO社会貢献 地域発展と共に歩む企業

耕作放棄農地からの稲作

こうして、私共がお借りした農地を有効活用して栽培したお米が「実りの百年米」です。
2016年現在では、耕作面積はスタート時の約5倍、19.820㎡拡大し、120俵(7200㎏)の収穫を見込んでいます。

きもとファーム 耕作放棄農地からの稲作

おいしいお米の理由

いなべ市で作ったお米は「美味しい」と言われており、それはこの土地ならではの強みに所以しています。「きもとファーム」がお借りしている農地は、山間地やその周辺の中山間地域にあります。中山間地域のお米は美味しいといわれますが、その理由に昼夜の気温の差が大きいことが挙げられます。 日中天気がよく、夜は涼しい気候で育つお米は、日中に作られた栄養分が安定的にうまみ成分となって蓄積され、清流の水とも相候って美味しいお米になるのです。 いなべ市での稲作は、まさに地に優れた土台があるため、美味しいお米が収穫できるのです。

なぜ美味しいお米が育つのか?

三重県いなべ市の中山間地域にあるきもとファームの農地は、昼夜の気温の差が大きく、 冷たくてきれいな養老山水が流れています。 日中天気がよく、夜は涼しい気候で育つお米は、日中に作られた栄養分が安定的にうまみ成分となって蓄積され、 清流の水とも相まって美味しいお米になるのです。

食味値「金」レベルがおいしさの証拠

お米には、100点満点で表される「食味値」という指標があり、この値が70点以上だと 70~80%の人が美味しいと評価する「金レベル」のお米だと言われています。 「実りの百年米」は、生産を開始した2011年から継続して80点前後の高い食味値を示しています。

安心安全へのこだわり

きもとファームは、自然の力をいかした手法を取り入れ、田畑周辺の雑草の繁茂を抑える「ヒメイワダレソウ」 を周囲に植えることで、除草剤をできるだけ使わない等、周辺の環境や人へ配慮した稲作を行っています。

きもとファーム おいしいお米の理由

高い指標値から、おいしさの証明

お米には、100点満点で表される食味値という指標があり、この値が70点以上だと70~80%の人が美味しいと評価するお米だと言われています。 弊社の「100年継続企業」の思いに因んで命名された「実りの百年米」は、生産を開始した2011年から継続して75点から86点という値を示しています。 高い品質を維持できる環境を整えながら、今後は、地域の皆様のご協力を得ながら、2000俵を目標に拡大してゆきたいと考えております。

きもとファーム 高い指標値からおいしさの証明


お米は、発送直前に精米してお届けいたします。
ぜひ、もっちりと美味しい「実りの百年米」新米をお召し上がりください。

きもとファーム 高い指標値からおいしさの証明


KIMOTOの測量技術では、衛星観測から、田園地の稲のたんぱく含有量を解析し、美味しいお米作りに関するデータを作成・解析。 このデータを元に、きもとファームでの農業で実践を行っています。 農業分野において、安心安全な生産物を効率よく育てるための技術・ノウハウを、農業過疎地、人口減少社会の中でどのように活用できるか研究しています。

きもとファーム 高い指標値からおいしさの証明

プロジェクトの未来

地域の方々にお力添えいただくことで、私共が美味しいお米作りを軌道にのせ、近隣の地域の方々、国内の方々へご提供できる流れを生み出すことが、本プロジェクトの土台作りでありました。

今後は、近隣農家の皆様が、弊社のお米の通販サイトを通じて、地産米をお求めのお客様、美味しいお米をお求めのお客様、さらには海外への販売が可能になる仕組みを現在構築中です。

事業拠点のある海外を通じたネットワークを活かす展開も見据えた社会貢献活動であることが、持続可能なプロジェクトであると考えております。

地域貢献活動として始めたお米づくりから、作り手の顔がわかる、ブレンドしない、美味しい「実りの百年米」を地域を巻き込んでのビジネスとして展開し、「日本の良さ、美味しいお米を世界に」を目指して参ります。

きもとファーム プロジェクトの未来


ご参考までに、海外での社会貢献活動として、弊社アメリカ工場の敷地から、動物愛護協会へアニマルシェルター建築用に12000㎡(サッカーグラウンド1.7個分)を寄付させていただきました。

これからも様々な活動を通じて、KIMOTOは国内外ともに地域の皆様と歩みつづけてまいります。
一層のご支援をいただきますようお願い申し上げます。

きもとファーム プロジェクトの未来